10月2日(現地時間)にニューヨークで開催されたSurfaceイベントで、ついにMicrosoft Surfaceシリーズの最新モデルの発表がありました。
個人的にSurface Pro 6のLTEモデルを1年くらい愛用しているのですが、わりと不満も多かったりしたので、今回の新モデル発表は嬉しい限りです。
今回5つの新製品が発表されたのですが、各モデルの概要は既に詳しい記事が出ていると思うので、ここでは個人的に購入を検討している2in1PCモデルの「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の比較をしていきたいと思います。
※先に今回発表された各モデルの概要を知りたい方はこちら↓
engadget日本版:5分でわかる新型Surfaceまとめ。正統進化だけじゃない、デュアル画面モバイルPCや2画面スマホも
今回の#MicrosoftEventの新製品はヤバイ。こんな感じ?
— the比較 (@thehikaku) October 2, 2019
Surface Laptop 3
13inch:第10世代Core
15inch:Ryzen
Surface Pro 7
従来後継。USB-C搭載
Surface Pro X
ARMベースSQ1,LTE,ペン収納
Surface Neo
2画面,キーボード対応,Windows 10X OS
Microsoft Surface Duo
スマホサイズ,2画面,Android OS pic.twitter.com/pDiDRb5d2r
「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の比較

Surface Pro 7 | Surface Pro X | |
ディスプレイ | 12.3インチ Pixelsense 2,736 × 1,824 アスペクト比3:2 | 13インチ Pixelsense 2,880×1,920(267ppi) アスペクト比3:2 |
CPU | Intel Core i3-1005G1 Intel Core i5-1035G4 Intel Core i7-1065G7 | Microsoft SQ1 チップセット (Snapdragon 8cxのカスタムSoC) |
外部接続端子 | フルサイズ USB-C×1(3.1 Gen1/USB PD対応) USB-A×1 3.5 mm ヘッドフォンジャック Surface Connect ポート×1 Surface タイプ カバーポート microSDXC カード リーダー | USB-C×2 (3.1 Gen1/USB PD対応 ) Surface Connect ポート×1 Surface タイプ カバーポート nano SIM×1 |
RAM | 4GB/8GB/16GB LPDDR4x RAM | 8GB/16GB LPDDR4x RAM |
バッテリー駆動 | 最大10.5時間 | 最大13時間 |
ネットワーク | なし | Qualcomm Snapdragon X24 LTE モデム 最大ギガビット LTE Advanced Pro nanoSIM および eSIM をサポート |
ワイヤレス機能 | Wi-Fi 6: 802.11ax 互換 Bluetooth 5.0 ワイヤレス テクノロジ | Wi-Fi 5: 802.11ac 互換 Bluetooth 5.0 ワイヤレス テクノロジ |
重量 | i3、i5:775 g (1.70 ポンド) (タイプ カバーを除く) i7:790 g (1.74 ポンド) (タイプ カバーを除く) | 774 g (1.7 ポンド) |
フロントカメラ | 5.0 MP フロント カメラ (1080p HD ビデオ) | 5.0 MP フロント カメラ (1080p HD ビデオ) |
リアカメラ | 8.0 MP のオートフォーカス機能付き背面カメラ (1080p Full HD ビデオに対応) | 10.0 MP オートフォーカス機能付きリア カメラ (1080p HD および 4k ビデオ) |
スピーカー | Dolby Audio Premium 搭載 1.6W ステレオ スピーカー | Dolby Audio Premium 搭載 2W ステレオ スピーカー |
その他 | タイプカバーにスタライスペンを収納可能 (収納時にワイヤレス充電) ベゼルレス | |
価格 | $749(約8万円)~ | $999(約10万7000円)~ |
発売日 | 2019年10月22日 | 2019年11月5日 |
予約ページ | https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/business/surface-pro-7 | https://www.microsoft.com/ja-jp/surface/business/surface-pro-x |
主な特徴と変更点
Surface Pro 7

- USB-Cポートを搭載(Thunderbolt3非対応)
ストレスフリーな電源供給と画面出力 - 第10世代インテルCore プロセッサ搭載
前モデルのSurface Pro 6よりも2-3倍高速に - Studio mics(スタジオ・マイク) 搭載(周囲の音とユーザーの声を識別する機能)
音声操作やWeb会議等の利用が快適に
Surface Pro X

- Microsoft SQ1 搭載
最大13時間のバッテリー駆動と安定したLTE接続性を確保 - USB-Cポート×2を搭載 (Thunderbolt3非対応)
ストレスフリーな電源供給と画面出力 - 13インチ狭ベゼル
大画面ながらも大きさを感じさせないクールな外観
Surface Pro Xは”モバイル”により最適化されたデバイス
表を見て分かるように、Surface Pro 7は現行モデルのSuface Pro 6とそこまで劇的な変化はなく、大きな変化はUSB-Cの搭載くらいです。
個人的には現行モデルにUSB-Cがなかったことにかなりの不満を感じていたので、これはこれでナイスな変化ですが。
一方でSurface Pro Xは今回からの新シリーズだけあって注目すべき点が多いですね。
中でも一番の特徴は、CPUにクアルコム社のSnapdragonベースの独自SoCを採用していることでしょう。Snapdragonはスマホにメインで搭載されているCPUで現在のAndroidスマホの約7割のシェアを持っています。
それがカスタマイズされてWindows10版としてSurfaceに搭載されるということですね。
今回の「 Microsoft SQ1」搭載による一番のメリットは「バッテリー駆動時間」と「LTEの常時接続性」だと言われています。
スペック表を見てもPro XはPro 7よりも+2.5時間の駆動時間となっていますね。
モバイルPCにとってバッテリー駆動時間は命とも言えるので、これは相当心強いでしょう。
LTEの接続性についても、現行のLTEモデルだと途中で切断されることも少なからずあったので嬉しい限り。
どちらもSurfaceのモバイルPCとしての強みをより引き出しくれるメリットですね。
Intel CoreシリーズとQualcomm Snapdragonシリーズの比較については下記が視覚的にイメージしやすいので詳しく知りたい方はよければご覧下さい。
Intel Core i3-7100 vs Qualcomm Snapdragon 835
まとめ
というわけで、 「Surface Pro 7」と「Surface Pro X」の違いについて簡単に紹介しました。
どちらを買うかかなり迷いますが、今のところ「Surface Pro X」に気持ちが傾いてます。
ただARMベースのWindowsがどこまで既存のWindowsアプリケーションとの互換性を保てるのかも気になるところ・・・。
※公式ページに一応記載があったので貼っておきます↓
https://docs.microsoft.com/ja-jp/surface/surface-pro-arm-app-performance
いずれにせよ、発売が待ち遠しいですね!
Meet the new Surface ProX. #MicrosoftEvent @panos_panay pic.twitter.com/p4hpg0TZ0L
— Microsoft Surface (@surface) October 2, 2019
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